走りのシチュエーション

首都高速やワインディングロードのカーブのひとつずつの様子から、その路面状態まで細かくなデ
ィテールが決められていた。したがって後のシャシーチューニングの段階でも、シチュエ
ーションの中のあるコーナーで、どのような挙動でスカイラインが走るか、どのように動
かなければならないか、というようなことが議論されることになった。

もちろん、この走りのシチュエーションはシャシー開発だけではなく、すべての開発に
影響を及ぼすことになる。

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実は走りのシチュエーションの冒頭は、901連絡会で常に語られたように、「ガレー
ジでシートに腰を下ろした瞬間、シフトノブに手を触れた瞬間から、気持ちが商ぶり、走
りを予感させる」といことであった。そのためにはドライビングポジションやシート、シ
フトノブやステアリング・ホイールの形状、デザインなども、すべては走りに答えるよう
なものでなくてはならなかったわけである。このような走りのシチュエーション登別提に
しながら、実験部の渡邊主担は、「GTSltは、24クラスでナンバーワンの走りを実
現することが目標で、ターゲットである上級のドライビング技量を備えたアマチュアドラ
イバーや、自動車雑誌のテストで評価されるべき項目をそれぞれのハードウェアに落とし
込むことで、個々のユニットの性能の方向性を開発メンバーに分かりやすくしました」と
語っている。

渡遥式の評価項目一覧表には、それぞれのハードウェアの対応する最終評価がびっしり
身体全体を柔らかく包むバケットフォルムのシ-1、を持ったGTS-tTypeMのインテIノア
と書き込まれており、これが実験の鍛終段階まで威力を発揮することになった。

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