テストドライバーの主張評価がデザインとして

エクステリアのスタイリング案は、%モデルで8つ提案され、これがA、Bの2案に絞
歴代スカイラインのイメージが大切にされたり込まれた。
「スケッチは、割りと早く描くことができました。列モデルの段階ではそれぞれのテー
マがはっきりと表現されていました。それが%クレイモデルになると全然まとまらなくな
ってしまった」と本間主管プロデューサーは語っている。

その他、車情報は、←こちらからどうぞ。

商品本部ではB案のほうにまとまりかけていたが、双方とももう一回やり直しになり、
その結果うまくまとめ直したA案が浮上し、最終的にこのA案に決定している。

「フロントはきちんとした新しい顔を与え、そのいつぽうでサイドビューはダウンサイ
ズをはかる。走りを表現するために4輪を足と考えて軽快感を表わし、サイドのキャラク
ターラインは動きのある断面に。つまり機能を前面に出していきいきした感じや緊張感
剛性感を表現しようとしました」(本間主管プロデューサー)
こうしたデザインを形にすることは、きわめて困難であり、特に大胆に変化するフロン
ト・フェンダーの連続面やドア後端からリヤ・フェンダーにかけての面は何回も手直しし
ながらまとめ上げられたという。

インテリアデザインはスポーツマインドに満ちた適度にタイトな空間とし、クラスレス
であること、操作の新しさを取り込みながら機能性を確保することがテーマになっている。
しかし注目すべきは、ステアリングホイールやバケットシートなどは、デザインの絵では
なく、テストドライバーの主張、評価する形がデザインとしてまとめられたという特異な
経過をたどっていることで、こんな例はもちろん今までなかった。

EC085_L