スカイラインの新しいアイデンティティ

ところで、このようなコンセプトメイキングと開発のシナリオ作りが行われる過程で、
開発メンバーの合言葉は、「出てこい、ポルシェ!」であった。走りのシチュエーション
の最終ステージでは、芦ノ湖スカイラインでポルシェ944ターボと走りを競い合い、こ
れを打ち破るという結末でなければならなかったからである。
もっともこれは、開発の後期には「拝蒋、ポルシェ!」に改められている。スカイライ
ンの側から先輩のポルシェに敬意を表する、というわけである。

愛車を高く買って欲しい?それなら、まずは、→こちらをご覧ください。

開発機憩の段階で、スタイリングの方向性を決めることも重要なことであった。スタィ
リングデザインのテーマについて伊藤主管は、「若い世代に評価されるようなスタィリン
グイメージ」であることをデザイン部門に要求していた。

GCm型いらい、スカイラインはシャープで角張ったウェッジ基調のスタイリングにこ
だわってきた。これをもっと若い層に振りもどすことを目的に、「躍動感(ダイナミッ
ク)、NEW、おしゃれ、オリジナルティ、そして最後にハイパフォーマンス」という5
つのキーワードがデザイン室に掲げられた。「このキーワードをもとにコンセプトビデオ
を作り、造形、設計、販売戦略担当者に見せたりしました」(伊藤主管)
デザインスタジオの本間主筏プロデューサーは、スカイラインの新しいアイデンティテ
ィを作るとい、乳母気込みを新たにした。

スタイリングスタディは、厚木NTCのデザインスタジオ、社外デザイン会社で並行し
て進行し、その他に銀座に特別に一部屋を借りて一部のデザイナーが駐在する形で進めら
れた。

EC085_L